この大量生産、大量消費の時代に「少ないモノで豊かに暮らす」「丁寧な暮らし」が注目されています。
それを実践する人をダンシャリアン、ミニマリストと呼んだりします。
一度はテレビや雑誌で見聞きしたこともあるのでは?
実はこの2つ、同じようで違う人たちなのです。
今回は、最近注目されているダンシャリアンの正体について調査しました。
ダンシャリアンとは
ダンシャリアンは断捨離からきていることは分かりますね。
断捨離を「最低限のモノだけを残して捨てる人」「少ないモノで暮らす人」と思っている人も多いと思います。
実はダンシャリアンの人たちにとって「捨てる」ことの意味こそ大事なのです。
ダンシャリアンとは必要なモノ以外を処分することを実践している人、というわけではありません。
まずは断捨離について正しく理解しましょう。
断捨離とは自分にとって必要なもの、不要なものを自らに問いかけ、見極めること。
モノを通して自分と向き合う方法です。
「断つ」「捨てる」「離れる」とはモノのことだけではなく、自分自身の心のことも指しています。
執着や思い込みから離れて、今までの自分を捨てるといってもいいかもしれません。
これを実践する人のことをダンシャリアンと呼ぶのです。
片付けの方法だけではなく、日々の生活や自分の心の在り方、状態を見つめていくことです。
結果的に自然と身の回りには自分が必要としているものだけになるため、片付けの方法として広く知られることになったのだと思います。
ダンシャリアンとミニマリストの違い
先ほどの記事を読んで「ダンシャリアンてミニマリストのことじゃないの?」と思った方も多いですよね。
実は同じようで違う人たちなのです。
シンプリスト、ミニマリスト、ダンシャリアン、同じ様で違うらしい。私はミニマリスト目指し、断捨離&終活中と公言してたが、必要最小限の家具は置きたいし、物が無さすぎて不便なのは嫌。好きな物に囲まれたいけど、沢山所有するのは負担。物を減らして楽に快適に過ごしたい。そういうのなんて言う?
— KOKOROの部屋 (@KKOKOROR) April 7, 2019
この二つについての違いを説明していきます。
ダンシャリアンについて
モノを通して自分と向き合う。
捨てることは自分自身を見つめなおす過程。
メインは自分の心の整理整頓、片付け。
ミニマリストとは
モノを減らして必要最低限のモノや道具で暮らすこと。
大量生産、大量消費の現代に新しく生まれたライフスタイルを実践する人たち。
モノを大切に使い、買うものは厳選する。
上質で豊かなくらしを営むことがミニマリストの定義です。
似ているようで微妙に違います。
ですが、双方に通じる点は「自分の身の回りに置くモノを見極めて大切に使う」こと。
断捨離やミニマリストが流行るということは「シンプルで上質な暮らしがしたい」と思っている人が多いということだと思います。
モノが多いと、本当に大切なものの価値を見失ってしまったり、なんだか心が疲れてしまうものです。
より詳しく知りたい人は…
もっと
「ダンシャリアンとミニマリストのことが知りたい!」
「自分も実践してみたい!」
という人のために、私も今回参考にした書籍をご紹介します。
とても面白くて読みやすいのでオススメです。
『人生を変える断捨離』
具体的な断捨離の方法は書かれていませんが、断捨離というものがよく分かりました。
断捨離と心の在り方の関係が分かりやすく書かれています。
読むと自分も断捨離したくなってきますよ。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』
ミニマリストになることで幸せになった実例が載っています。
そもそも捨てることで何故幸せになれたのか?生活がうまくいくようになったのか?読んでいて明るい気持ちになれて自分の生活を振り返られる、とてもいい本です。
どちらも本屋さんで普通に買えますし、売れているようなので割と目につくところに置いてあると思います。
ダンシャリアンは幸せ?
断捨離をしようとすると本当に身の回りのモノが何もなくなって生活に支障がでる。
という声もよく聞きます。
自分の心と向き合った結果、ダンシャリアンは本当に幸せで豊かな生活を送れているのでしょうか?
はたまた、そのライフスタイルの実態は?
「ある」と分からない「なくても大丈夫」に気付く
我が家もゴミ箱はキッチンに1つだけ。
9年前に断捨離したものの一部
トイレマット、スリッパ、洗い替えシーツ、来客用布団、バスタオル
必要な時はレンタル
毎日洗うから下着は3枚づつ(笑)頻繁に買い替えればOK
断捨離した大量のモノ=記憶にすらあまり残ってない。
つまりなくても全く困らない https://t.co/qPus5qbREh
— sanna@在宅勤務ワーママ (@scrambler37) August 11, 2019
「失って初めて気づく大切さ」なんてよく聞きますよね。
その逆、「なくても問題ない」と思うものは手元にある状態では分かり難いものです。
なくなったときのことは人間あまり考えないもの、らしい。
「あったほうが便利だな」という考え方は日常的にあると思います。
100均や雑貨屋さんで「あったら使えそう」と思うとついつい買ってしまったりしませんか?
モノを通して自分をみつめてみると「本当に必要かな」「そもそもこういうものが必要ない生活をするべきなのでは」ということが見えてくるそうです。
モノから解放されて心が楽になる
不要な物はどんどん捨てて部屋にも心にもたくさん『余白』を作るといい。余白があると、余裕が生まれるから、いつも明るく元気になれる。イライラしないから集中力が上がり仕事がうまくいく。過剰なストレスがないから衝動買いはしない。結果お金に困らない人生になっていく。断捨離は万能ということ。
— みかん (@minimalistmikan) August 26, 2019
家の中がモノで溢れていてると心が疲れてくるそうです。
片付けをするとスッキリするのは少なからず、何かから解放されている自分がいるのではないでしょうか?
ダンシャリアンはこの作業を日常的に行っているのですから、心もすっきり片付いていくのかもしれません。
結局モノが多いと掃除も大変だし、片付けも時間がかかるし忙しい人にとっても非効率的な生活だったりしますよね。
忙しい人には不向き?
帰宅してから2時間弱。洗濯機2回回して、全ての部屋の床拭きして、食器洗いと玄関掃きとトイレ掃除が終わった。あー、1度にやるとこんだけ時間かかるんだね。本当は細かいところの埃拭きとかしたいんだけどな。整理整頓とか断捨離とかしたいんだけどな。体力と集中力が続かないよー。
— 髪挿かたり (@kamsashi) July 10, 2019
自分に本当に必要なものを自分で見極めて、自分の心も澄んでいくなんて忙しない現代人にとっては憧れですねよ。
断捨離が流行った背景には煩雑で身も心も疲れている人が多くいるからなのだと思います。
憧れてダンシャリアンデビューをしても結局日々の生活に呑まれてしまって、続かなかったという人も多いようです。
ただ、忙しいと「断捨離したい!」と思う人は多いよう。
こーゆー忙しいときに限って、断捨離したいし片付けしたいし、がっつり変更とかしたくなるのなんなの(´・ω・ `)
— ちぃあや✡ (@a_hina8) August 30, 2019
確かに忙しいときこそ片付けをしたくなる気持ち、共感できます。
誰しも自分にとって余計なものから解放されたい、自分らしく生きたいと願っています。
片付けしたいと言う気持ちはそういう心が影響しているのかなあ、と思いました。
みなさんはどうでしょうか?
まとめ
今回は今注目のダンシャリアンについて調査しました。
モノに溢れて、お金を出せば苦労もなく手に入れられる現代だからころ生まれた生き方なのだと思いました!
今の生活を変えるのは勇気も労力もいるように感じますが、後々の人生のために取り入れたほうがいいかもしれない、というのが個人的な感想。
私もモノを買うときには「本当に必要かどうか」自分に問いかけていきたいと思います。
初めから本格的にやろうとすると続かないので、自分のペースで取り組んでいくのがライフサイクルになるコツです。
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